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ルーム・トゥ・リードから活動報告が届きました。

ネパール出身サパナ(写真中央)と地元の子ども達。妹の死をきっかけに看護師を志し、医療の道へ進んだ

親愛なるJEグループホールディングスさま

いつもあたたかい応援をいただき、本当にありがとうございます。
新緑が美しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。今年のゴールデンウィークは帰省やご旅行など、たくさんの予定があるかと思います。
移動中や旅行先で、ぜひルーム・トゥ・リードのサポートを通して大きく成長した少女の物語をお読みください。


「私には挑戦し続ける強さがあります」サパナの物語(ネパール・女子教育プログラム卒業生)

“少女達が未来を変えていく”原書(英語版)を手に微笑むサパナ

「自分の手で人々を癒せたらいいのに」と願う少女がいました。
彼女の名前はサパナ。幼いころに彼女の小さな妹は病に侵されました。彼女と家族は病院から遠く離れた場所に住んでいたため、妹を治すために伝統的な治癒儀式を行いました。
サパナは妹を病院に連れて行くよう父親に懇願しましたが、彼らがジャングルを抜ける頃には、時すでに遅し、妹は亡くなってしまいました。

その時サパナは看護師になることを決意したのです。

サパナの家族の中には、高校を卒業している人は誰もいませんでした。しかし家族は、彼女の学費を払うということが、時に空腹に耐えなければいけないことであったとしても、彼女をサポートしました。
サパナは毎日、片道4時間をかけて学校へ通いました。モンスーンで道路が洪水になった時は、教室で一夜を過ごしました。
ついに、看護師学校の出願の日となり、彼女は入学試験を受けました。結果は不合格。サパナは深く落ち込みました。

しかしその時、自分を決して卑下してはいけない、と言った指導者の言葉を思いだしました。「自分には挑戦し続ける強さがあることに気づいたの」と彼女は振り返ります。「ここで止まっているわけにはいかないって」。
数か月の準備期間の後、彼女は再試験を受け、見事合格!

現在、新型コロナウィルス感染症の最前線で働く看護師として、サパナはその粘り強さと勇敢さで命を救うことに日々を費やしています。
(電子書籍「少女達が未来を変えていく」34ページより一部掲載)


電子書籍「少女達が未来を変えていく」

サパナのように、力強く生きる少女達のストーリーをまとめた電子書籍「少女達が未来を変えていく」は、どなたでも無料でダウンロードのうえお読みいただけます。
この本には、ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムから、人生や人々の生活に前向きな変化をもたらした12人の少女達の素晴らしい物語が収められています。
ぜひ、お読みください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
久しぶりの外出規制のない大型連休、ゆっくり休み、たくさんの思い出をつくる機会となりますように。
今後とも、ルーム・トゥ・リードの活動に対するご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
ルーム・トゥ・リード・ジャパン
事務局長 松丸佳穂
ご寄付・渉外担当 徳松愛

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